近年の原油価格上昇に伴い急速な発展を遂げている中近東諸国。次々とインフラが整備され、一般市民の消費も伸びています。
成長期真っ只中にある中近東にて当社が手がけているビジネスの一例をご紹介します。

高吸水性樹脂(SAP)は水分を吸収する樹脂のことです。自重の100~1000倍もの水分を吸収し
保持することが出来ることから、主に紙おむつや生理用品に使われます。
日本のSAPは世界でもトップクラスの品質であることから、ニーズも高く、中東を含む世界中の紙
おむつメーカーへ輸出しています。

SAPの登場により、紙おむつは飛躍的に薄く使いやすくなりました。頻繁に取り替える必要もなく、洗う手間も省けることから育児や介護に携わる人々に支持され、 日本の普及率はほぼ100%です。一方中近東では経済発展に伴い可処分所得が増えたこと、衛生状態の向上から寿命が伸びたこと
が寄与し、子供向けのみならず大人用おむつの需要が増えてきており、 シニア市場リーダーである日本での経験が生かされています。現在、トルコ
、ヨルダン、サウジアラビア・エジプト等の中近東諸国と取引がありますが、文化や商習慣の違いを乗り越えるべく積極的に現地に赴き、中近東と
日本との橋渡しとなることで、まだまだ日本人にとって未知の市場の需要を発掘し、SAP業界商社No.1になることを目指しています。