人類発祥の地と言われ、資源輸出等の恩恵によって世界でその存在感を増しているアフリカ。 日本から約1万5千キロ離
れた離れたこの地域で伊藤忠の海外店と連携を図りながらビジネスを展開しています。その一例をご紹介します。

自動車のシート用クッションや家具、マットレスに使われているスポンジ(ポリウレタンフォーム)を作る原料を南アフリカのマットレスメーカーに輸出しています。 技術力のある日本メーカーのウレタン原料を使用すると低反発スポンジなど高付加価値のある製品を製造することができると定評があります。

南アフリカ・ナイジェリア他、各国へウレタン原料の輸出を行っています。当初アフリカへのビジネスは非常に難航していました。原因は経済と距離。GDPが低く経済が安定しないアフリカ諸国では、 商品を販売しても代金回収出来ないリスクが高く、社内でもなかなか許可がとれませんでした。そこで日本からアフリカへ直接販売するのではなく、オイルマネーが潤沢な中東を介する事により、 商品代回収のリスクを軽減し取引を開始することができました。また、日本よりもアフリカに近い中東を中継地点として置くことで、距離や時差の問題も解決し、国際TV会議を利用するなど頻繁に連絡を取り、 信頼を得ることに成功。将来的にはアフリカ沿岸諸国のメジャーシェアを獲得し、内陸部でのビジネス開拓を目指します。