現在の仕事内容とミッションを具体的に教えてください。

現在、上海伊藤忠商事の中国エネルギー・化学品グループ中国機能化学品部という部署で勤務しています。
主なミッションは“機能化学品の開発営業”になります。少し抽象的な表現になりますが、化学品はどんな分野においても必要不可欠なものであり、製品も用途も多岐にわたります。そのため枠にとらわれず広い視野を持つことを意識して日々仕事しています。具体例を挙げると半導体に使用されるプラスチック原料、日用品(哺乳瓶等)のプラスチック原料、自動車やスマホなどに使用される塗料原料、衣料洗剤原料などの開発を進めています。また最近では世界的にSDGsが叫ばれていますが、中国でもその潮流は強くあり、生分解性樹脂やバイオマス原料といった製品の開発も進めています。

駐在員だからこそ経験できるやりがい、難しさを教えてください。

中国は既に世界で最も大きな市場の一つであると同時にまだまだ大きなポテンシャルを秘めた国です。
単に人口が多いという事もありますが、生活の質や文化水準が急速に向上しており製造業はもちろんITやサービス業の発展も凄まじいです。その変化のダイナミックさ、決断や実行のスピード感を肌に感じながら開発に従事できるというのは難しさもありますが大きなやりがいと責任感を感じながら仕事できています。
また海外に住み、仕事を進める上ではより周りからのサポートを得られる環境づくりが重要になってきます。他社も含めた日本人駐在員とのつながりを増やす事、現地スタッフとの信頼関係作りなど大変なことも多いですが駐在しているからこそできる人との繋がりに大きな魅力を感じています。

現在の経験を活かして、今後どのように成長していきたいですか。

中国という経済の中心地であり、大きな変化を遂げている国に住み仕事できたことでこれまで新しい価値観や判断基準を知り大きく視野も広がりましたし、社内外で色々な人と会い仕事させて頂いているのは本当に貴重な時間だと感じています。
また現地スタッフの方たちとチームを組み、一緒に開発を進めていくことで、どうメンバーのモチベーションを上げるか、進捗を管理するかというマネージメントも少し勉強する事ができました。
今後もこの経験を生かして、ケミカルフロンティアの次の世代につながる商売を一つでも作っていければと思っています。